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女性なら知っておきたい!毎月やってくる生理の仕組みとは?

公開日  | 更新日 

毎月やってくる生理。

いつもの生活ルーティンの1つとして付き合っているけれど、詳しい仕組みまで知っているという女性は意外と少ないかもしれません。

ここでは生理について、今まで知らなかったメカニズムや、ホルモンの動き、生まれてから女性の体はどう変化していくのかなど紹介します。

周りには恥ずかしくて今さら聞けない内容もあるかもしれません、ぜひそんな人のお役に立てられたらうれしいです。

生理がくるメカニズム

女性のカラダは、生理周期にあわせて変化します。

カラダの中で女性ホルモンが正常にコントロールされていなければ、その生理周期も乱れてしまいます。

まずは女性ホルモンが生理にどう関わり、そしてどのようにして毎月生理がくるのか、そのメカニズムを紹介しましょう。

1.脳の「下垂体」から「卵胞刺激ホルモン」が分泌される

ホルモンは、カラダの中にある内分泌腺というところで作られます。

内分泌腺には甲状腺や副甲状腺、すい臓や生殖腺などがありますが、その中でも脳にある脳下垂体(のうかすいたい)という器官から作られるホルモンがあります。

それが卵胞刺激ホルモンです。

卵胞刺激ホルモンは、脳の視床下部からホルモンが出る刺激により、下垂体から分泌されます。

2.卵巣で卵胞が成長する

もともと女性は生まれた頃、卵子の元となる原子卵胞を卵巣に約200万個 持っています。

ですが、月経が始まる思春期の頃には20〜30万個に減り、その後も1度の月経で約1,000個という数が減り続けます。

卵巣内の原子卵胞は、先ほどの下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモンに刺激され成長し始めます。

3.成長した卵胞がエストロゲンを分泌する

卵胞刺激ホルモンの分泌により刺激され、成長したいくつかの原始卵胞が女性ホルモンであるエストロゲンの分泌を始めます。

そして発育した卵胞の中の1つがさらに成長し、成熟卵胞となるのです。

 4.受精卵の受け入れ準備を始める

成長した卵胞の中の1つ、成熟卵胞が大きくなりエストロゲンの分泌もピークを迎えたころ。

のちに受精した卵子を受け入れるための準備として、子宮では子宮内膜を増やし、壁を厚くし始めていきます。

5.卵子が卵巣から飛び出す(排卵)

先ほど、脳下垂体から卵子の発育のために卵胞刺激ホルモンが分泌されるとお話ししましたが、この頃になると、もう1種類のホルモン、黄体化ホルモン(黄体形成ホルモン)が脳下垂体から放出されます。

エストロゲンの分泌がピークに達した頃、この黄体化ホルモンも急激に増加していきます。

この刺激により、卵巣から成熟卵胞が飛び出すと同時に卵胞は破裂し卵子をはじき出します。

これが排卵です。

卵巣からはじき出され、排卵した卵子は、卵管にとどまり精子が来るのを待ちます。

そこへ精子がやってきて卵子と出会い、受精卵となれば子宮へと運ばれ、その後受精卵が子宮内膜に着床すれば妊娠となります。

6.卵子を排出した卵胞からプロゲステロンを分泌する

卵巣で育った卵胞の中にあった卵子は、排卵によって卵管へと出て行きました。

すると卵子が出て空っぽの状態になった卵胞は、黄体という組織に変化し、その後はエストロゲンだけではなく、黄体ホルモンのプロゲステロンも分泌し始めます。

7.子宮内膜が膨らむ

黄体ホルモンのプロゲステロンを分泌により、子宮内膜はそれまで以上に厚みを増していき、いつ受精して赤ちゃんを迎えてもいいような環境づくりをします。

その頃の子宮内膜は約1cmほどまで膨らみ、受精卵を守るフカフカとしたベッドのような役割を果たせるようになっていくのです。

8.子宮内膜が剥がれ落ちる(生理)

卵胞から出た卵子が、排卵されてから約2週経過しても受精せず、子宮内で着床しなかった場合は、受精卵を守る役目であったふかふかの子宮膜は必要ではなくなり、剥がれ落ちます。

そしてこの剥がれ落ちた子宮内膜は、血液と一緒に排出、これが生理です。

生理周期

生理周期とは、生理が来た日から次の生理が来る前日までのことを指しています。

生理周期の間には複数のホルモンが複雑に分泌されるため、女性の心やカラダの中ではさまざまな変化が起こっています。

その変化を大きく卵胞期、排卵期、黄体期そして生理のステージに分けてみてみましょう。

卵胞期

卵胞期は上記【生理がくるメカニズム】の1~4の時期にあたります。

脳の下垂体から出る卵胞刺激ホルモンの分泌により、卵巣にある原始卵胞が成長し始めます。

その卵胞が成熟していくにつれ、卵胞ホルモンのエストロゲンをたくさん分泌します。

この頃、女性の心とカラダは調子のいい時期を迎えます。

とてもリラックスしていて、ポジティブな気分になれたり、肌や髪の毛にツヤやハリが出たりと、キラキラした時間を過ごすことができます。

この時期は基礎体温が低い「低温期」で、排卵期に向けて妊娠しやすくなります。

排卵期

卵胞ホルモンのエストロゲンの分泌が、この頃になるとピークに達します。

この時期は増殖期ともいい、エストロゲンの分泌が子宮内膜を分厚く成長させていきます。

それと同じ頃、黄体化ホルモンが増え卵胞から卵子が飛び出し排卵するため、中には排卵痛を感じたり、おりものが急に増えたりする人もいますので注意しましょう。

排卵日は体温が生理周期の中でいちばん低く、もっとも妊娠しやすい時期です。

黄体期

黄体期は上記【生理がくるメカニズム】の5~7の時期にあたります。

この時期は、卵子が出て行った卵胞が「黄体」に変化し、黄体からプロゲステロン(黄体ホルモン)を分泌し始めます。

この頃からプロゲステロンの影響によって肌荒れやむくみ、便秘などの体調不良が起こってきます。

お腹や腰の痛み、イライラなどのPMS(月経前症候群)の症状が現れるのもこの時期です。

なるべくリラックスできる時間を送るよう心がけましょう。

体温はここから高温期になり、徐々に妊娠しにくい時期へと移っていきます。

【おすすめのPMS対処法】

忙しい現在女性の天敵はストレスです。ストレスは自律神経のバランスを崩し、同時にホルモンバランスも崩します。

するとPMSを悪化させる原因になるんです。

さらに冷えもPMSを悪化させる原因なので、このときだけは流行にのらずカラダが冷えない服を着ましょう。アロマをたいたお風呂にゆっくりつかるのがおすすめです。

また、PMSを改善するサプリを飲むのも良いでしょう。
→【女性のミカタ】PMSの症状を改善するためのサプリ

生理

赤ちゃんを受け入れるために、ふかふかベッドの準備をしていた子宮内膜ですが、妊娠しなかった場合は必要なくなるため、剥がれ落ち血液と一緒に排出され、生理が起こります。

生理になると、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)ともにホルモン量が減り、心も体もアンバランスな状態に入ります。

そのため、イライラやだるさ、下腹部痛や腰痛、そして吐き気や頭痛などの症状が黄体期から引き続き起こります。

女性のカラダの変化

生まれてから閉経を迎える閉経期まで、女性のカラダはどのように変化していくのか、今、この記事を読むまであまり気にしたこともなかった人もいるかもしれません。

特に変化を感じずに毎日を過ごしている人も、大きな変化に戸惑いながら今まで来た人も、女性のカラダの変化について少し知っておきましょう。

生後~思春期

生後から思春期を迎えるまでの女性は、女の子らしい遊びや、言葉の成長度など男性と違う点もたくさんありますが、男女共通に成長ホルモンの分泌により成長していきます。

この頃、成長ホルモンは身長を伸ばす働きを中心に子供のカラダに作用します。

骨を丈夫にするカルシウムやタンパク質の吸収を高めるバランスのとれた食事がとても大切な時期になります。

思春期(第二次性徴期)

思春期の始まりは、早い人で8歳ぐらいから11歳頃だといわれています。

女性はこの頃になると胸が膨らみ、デリケートゾーンや脇の下に毛が生え始め、体全体に丸みを帯び、だんだん女性らしい体つきになっていきます。

14歳くらいまでにはほとんどの女性が初潮を迎え、子宮は急速に成長しますが、まだ生理周期は不安定で無月経や生理困難症を起こすことがあります。

成熟期

18歳くらいから45歳くらいまでの間を成熟期といいます。

18〜19歳あたりから卵巣や子宮の働きが活発になり、女性ホルモンの分泌も安定し始めます。

この頃には妊娠、出産の準備が整い、いつでも赤ちゃんを迎えられるような体になっていますが、同時に子宮筋腫や子宮内膜症などといった病気にもかかりうる可能性も出てきますので注意が必要です。

閉経期

生理がなくなる閉経の前後約あわせて10年間を閉経期とよびます。

55歳で閉経となるのであれば50歳〜60歳くらいまでの間になりますが、その期間は女性ホルモンの分泌量が激減し、更年期の症状が出始めます。

更年期障害の主な症状としては、ほてりやのぼせ、発汗などの身体的症状に加え、イライラやネガティブな考え方になって落ち込んでしまうなどの精神的症状が出る人もいます。

女性ホルモンのエストロゲンの減少が続くと、骨粗しょう症や動脈硬化などの病気にかかりやすくなりますので、注意しましょう。

正常な生理と異常な生理

生理は女性特有のもので、生理自体や生理周期が正常であればその女性は健康な状態であるという証の1つになります。

ですが、食生活や日頃の生活習慣の乱れ、学校や仕事などからくるストレスによってホルモンの分泌量が狂ってしまうと生理、生理周期を異常にしてしまいます。

次に、正常な生理と異常な生理を紹介しますので、自分の生理が正常であるかどうか、チェックしてみてください。

正常な生理

日本産婦人科学会では25〜38日の範囲内の周期で起こる生理であれば正常な生理だと定められています。

そして正常な生理では月経期間の出血が3〜7日(平均5日)続き、経血量は20ml〜140ml。

経血量に関してもう少しわかりやすくいうと、経血量がもっとも多い日のナプキン交換が2時間に1度の頻度であれば正常な範囲ということになります。

異常な生理

異常な生理周期とは、生理の予定日よりも1週間以上遅れてしまう生理周期を指します。

そして経血量は、おりもの程度の少量しか出ない場合や、反対に1時間おきにナプキンを変えなければいけない量だと異常な生理だといえます。

経血量が多すぎる生理を過多月経といい、その原因はホルモン分泌の異常や子宮に何かしらの病気が隠れている場合もありますので、病院で診察してもらうことをおすすめします。

まとめ

今回は生理の仕組みやホルモンの変化、そして正常な生理がどういうものかをお伝えしてきました。

女性のカラダはとても繊細で、毎日忙しく変化し続けています。

なんとなく毎月来る生理に、なんとなく付き合っていた人も多いでしょう。

ですが、生理周期には自分のカラダの中でホルモンがどう働き変化し、心がどう感じているのかを知ると、生理に対する考えが変わり少し付き合いやすくなります。

この記事を読んで今どういう時期に自分がいるのか、次にどんな変化がやってくるのかを知るツールとしていただけたらとてもうれしく思います。

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この記事のライター
あやか

30代既婚。主婦です。最近の悩みは体重自己新記録を更新し続けていることです。だってこの世においしい食べ物がありすぎるんだもの!

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