睡眠と胸の関係
人は人生の約3分の1を眠って過ごすといわれており、90歳まで生きたとしたら生涯の30年は眠っているという計算になります。
もしも30年間もうつ伏せで寝ていたら、一体胸にどのような影響があるのでしょうか?
1.胸の脂肪が流れてしまう
うつ伏せで寝ると胸に上半身の体重がかかるため、胸が強く圧迫されてしまいます。
圧迫されると胸の脂肪分が背中や脇に流れやすくなり、ハミ肉の原因になってしまうことも…。
2.胸の成長に必要な栄養が届かない
栄養分は血液とともにカラダ中を巡っており、血行が悪くなると栄養分も届きにくい状態になります。
うつ伏せによって胸が圧迫されると、血液の流れが悪くなってしまうため、バストに栄養分や酸素が巡りにくくなってしまいます。
3.垂れ乳・離れ乳になる
うつ伏せで寝ていると胸が潰れてしまい、クーパー靭帯(じんたい)に大きな負担がかかります。
クーパー靭帯が切れるとおっぱいが垂れたり離れたりする原因になるので、美乳を保つためにもうつ伏せ寝はおすすめできません!
クーパー靭帯とは?
クーパー靭帯とは、乳腺と大胸筋や皮膚をつないでいるコラーゲン組織の束のことです。
胸を美しい形に保つための靭帯で、バストを上向きに引っ張る役割があります。
多少の伸縮性はあるものの、ゴムのように伸び縮みすることはできません。一度伸びきったり、切れたりしてしまうと、二度と元に戻ることはないといわれています!
切れたり伸びたりしたクーパー靭帯は、胸を支えることができなくなり、胸が垂れたり、離れたりする原因になってしまいます。
美しいバストラインをキープするためにも、胸に負担がかからない寝方で眠りたいですね。
どんな姿勢で寝てもノーブラで寝るとブスバストに
うつ伏せで寝ていると、バストの脂肪が背中や脇に流れたり、栄養が届かなかったり、垂れ乳・離れ乳になったりと、さまざまな悪影響があります。
それでは、うつ伏せ寝がダメなら、一体どんな寝方がバストに優しいのでしょうか?
仰向け寝
仰向けは一番美乳に良いとされている寝方です。胸が圧迫されることもなく、どちらか片方だけに流れてしまうこともありません。
しかし、仰向けで寝ると胸全体が上下左右に流れてしまいます。
バストが流れるとクーパー靭帯が引っ張られ、クーパー靭帯が伸びたり切れたりする可能性があります。
横向け寝
バストに重力がかかるため、横向きで寝るとどちらか片方に胸が流れてしまいます。
例えば、右側ばかり下にして寝ているという人は、右側のリンパや血液の流れが滞りやすくなるため、右バストが小さくなりやすくなります。
また、仰向けで寝ているときと同様に、クーパー靭帯が伸びたり切れたりするリスクがあります。
ノーブラで寝るとおブスバストに
仰向けや横向きで寝ても、ノーブラで寝ているとバストを支えられず、脂肪が流れてしまいます。
だから寝るときもブラを付けて、バストの脂肪の横流れを防いであげる必要があるんです。
しかし、寝るときにワイヤー入りブラやスポブラをしても、逆におブスバストに近づくだけ。
寝るときは、寝るときのバストの動きに対応できる「ナイトブラ」がおすすめです。
寝ている間のバストを守るナイトブラがおすすめ
就寝時の姿勢にこだわっても、人は寝ている間に20~30回ほど寝返りを打つため、寝返りでの揺れがバストに負担を与えている可能性が十分にあります。
しかし、それは「ノーブラ」で寝ている場合の話であり、「ナイトブラ」を着用すれば寝ている間の重力や衝撃を軽減することができます!
ナイトブラとは「寝るとき専用のブラ」のことで、寝るときの胸の動きに対応した専用ブラジャーです。
美乳作りの必須アイテムなので、美しいバストラインを保つために、必ずナイトブラを使用して眠るようにしてください。
メリット1:あらゆる衝撃から胸を守る
優れた伸縮性によってバストを固定し、寝ている間の重力や寝返りによるダメージから、クーパー靭帯を守ってくれる役割があります。
つまり、ナイトブラを着けて眠ることで、どんな体勢でもバストの形崩れを防止できるという訳です。
メリット2:育乳効果に期待大!
ナイトブラは、寝ている間に背中や脇に流れてしまう肉を寄せ集め、しっかりとホールドしてくれます。
本来背中や脇に流れてしまっているお肉を胸に誘導するため、育乳にも効果が期待できちゃう優れものです♪
メリット3:安眠しやすくなる
人は1日に20~30回ほど寝返りを打つといわれており、寝返りを打つたびに胸が揺れるため、無意識にストレスを感じている女性は少なくありません。
ナイトブラを着用することによって、寝ている間のバストが支えられるので、ノーブラで寝るよりも熟睡しやすいともいわれています。
おすすめナイトブラ
ナイトブラを選ぶときは、ワイヤーがないもの、締め付けが苦しくないものなど、いくつかポイントがあります。
今回は数あるナイトブラの中から、実際に私が着用したおすすめのナイトブラをご紹介します♪
viageビューティアップナイトブラ
ノンワイヤー・ノンホックでとても付け心地が良く、抜群の伸縮性を誇る、私のイチオシのナイトブラです!
肩紐やアンダーベルトが幅広なので締め付けが気にならず、ストレスを感じることなく熟睡できます。
ふんわりルームブラ
豊富なカラーバリエーションとかわいいデザインが魅力です。
「ダサいブラで彼氏や旦那に引かれたらどうしよう…。」「シンプルなナイトブラばかりでテンションが上がらない」という女性におすすめします♪
導リメイクアップブラ
分厚い内臓パッドと、取り外し可能なパッドのダブルパッド設計で、しっかりとバストを持ち上げてくれます。
さらに、脇下の2本のサイドバーがお肉をバストに寄せ集めてくれるので、Bカップの私でもきれいな谷間ができました!
胸だけじゃない!うつ伏せで寝るメリット・デメリット
うつ伏せで寝ると胸へ悪影響を与えるということを説明しましたが、実は胸への影響だけではありません。
うつ伏せ寝がカラダに与える、さまざまなメリットとデメリットを紹介します。
うつ伏せのメリット
呼吸がラクになる
人は起きている間は「胸式呼吸」をしていますが、眠っている間は「腹式呼吸」をしています。
うつ伏せで寝ると、胸が圧迫されることによって自然と横隔膜(おうかくまく)が下がり、「腹式呼吸」がしやすくなるといわれています。
カラダがリラックスできる
うつ伏せの姿勢は筋肉がゆるみ、筋肉の緊張状態がほぐれるため、肩こりや腰痛の改善に効果があるといわれています。
さらに、呼吸がしやすくなると血液中の酸素濃度の低下が抑えられるため、疲労回復や廊下の防止の効果にも期待できます。
いびきが少なくなる
仰向けで寝ると舌の付け根が咽頭(気道の入り口部分)に落ち、気道を塞いでしまう「舌根沈下」が起こりやすくなります。
しかし、うつ伏せの場合は気道が確保されやすく、呼吸しやすいため、いびき防止や睡眠時無呼吸症候群の対策につながると言われています。
うつ伏せのメリット
寝付くまで息苦しい
人は寝ている間は「腹式呼吸」をしており、うつ伏せ寝で横隔膜が広がることによって「腹式呼吸」がしやすい状態になります。
しかし、普段は「胸式呼吸」をしているため、寝付くまでは胸が圧迫されて息苦しく感じる場合があります。
窒息するリスクがある
うつ伏せ寝は、1歳以下の乳幼児が突然亡くなる「乳幼児突然死症候群(にゅうようじとつぜんししょうこうぐん)」の原因の1つとされています。
大人がうつ伏せによって死亡することはほとんどありませんが、赤ちゃんを寝かしつけるときには十分に注意してください。
ニキビができやすくなる
うつ伏せで寝ると枕に顔を押し付ける状態になるため、枕とのこすれや刺激が肌にダメージを与えてしまいます。
さらに、毎日枕を清潔に保っていないと、枕カバーにたまった雑菌によってニキビができやすくなります。
まとめ
うつ伏せ寝はバストに悪影響を与える3つの理由を説明しました。
1.うつ伏せで寝ると胸が強く圧迫され、胸の脂肪分が背中や脇に流れやすくなる
2.胸が圧迫されると血液の流れが悪くなり、バストに栄養分や酸素が巡りにくくなる
3.うつ伏せで寝ていると胸が潰れてしまい、クーパー靭帯に大きな負担がかかる
しかし、どんな姿勢で寝ていても、「ノーブラ」で寝ていては重力や寝返りによる揺れで、バストの形は崩れてしまいます。
本来の美しい形をキープするためにも、今晩からナイトブラを着用してみてはいかがですか?