あなたの乳輪は大きい?
平均的な日本人の乳輪のサイズは、直径3.5センチといわれています。
なかには、乳輪のサイズが直径3センチの小さめの人や、直径10センチと大きめの人もいます。
乳輪が大きくなる原因
乳輪が大きい原因には、胸の大きさや遺伝、女性ホルモンや乳輪への刺激が関係しています。
水風船の模様が膨れると伸びるように、胸が大きい人は乳輪が大きくなりやすいです。
また、乳輪の大きさは遺伝するともいわれています。
そのほかにも、妊娠やストレスによるホルモンバランスの乱れや、サイズの合っていないブラによる摩擦(外部刺激)も乳輪を大きくする原因になります。
乳輪を手術で小さくする
乳輪縮小手術は、乳頭の周囲を切除する「乳頭周囲法」と、乳輪の外周を切除する「乳輪外周法」という2種類の施術方法が基本です。
また、切開を行わずに乳輪を縮小するという手術方法を行っているクリニックもあります。
自分の乳輪の状態に合った、クリニック選びをしましょう。
乳輪外周法
乳輪外周法とは、乳輪の外側(外縁)をドーナツ状に丸く切除して、乳論の余分な部分を取り除き、乳輪のサイズを調節する術法です。
乳輪の直径が4.5センチ以上、もしくは切除幅が1センチ以上ある場合に、乳輪外周法が適しているといわれています。
メリット
乳頭周囲法に比べ、乳輪外周法は乳輪の広範囲を切除することが可能です。
乳輪を大幅にサイズダウンさせたり、細かい希望に沿った乳輪サイズに設定できたりしたい方に向いています。
デメリット
乳輪の外側部分を切除するため、乳輪のグラデーション部分がなくなってしまい、乳輪と乳房の境界部分がはっきりしてしまうんです。
だから、術後の傷跡が目立ってしまう恐れがあります。
乳頭周囲法
乳頭周囲法とは、乳首のすぐ根本をドーナツ状に丸く切除して、乳輪の余分な皮膚を取り除いて縫合する術法です。
乳輪の直径が4.5センチ以内、もしくは切除幅が1センチ以内である場合は、乳輪周囲法が適しているといわれています。
メリット
乳輪と乳房の境界線である皮膚部分には触れず、傷跡も乳頭周囲にできるため、傷跡が目立ちにくいです。
また、乳輪外周法よりも乳頭周囲法の方が、乳輪と乳房のグラデーションが残るため、手術後の乳輪が自然にみえるとされています。
デメリット
乳輪外周法と比べ、乳頭周囲法は切除範囲が乳輪周りに限られているため、希望の乳輪サイズに沿えない場合があります。
余分な皮膚を切除できる範囲は1センチ以内が一般的であるため、乳輪を大幅にサイズダウンしたい方には、向いてなさそうです。
また、乳頭の根元部分を切開して乳輪を小さくする手術を行うので、手術後は手術前よりも乳頭の高さが低くなってしまうかもしれません。
手術の流れ
クリニックによって手術の流れに違いがあるため、参考程度にご覧ください。
また、乳輪の大きさや状態には個人差があるため、術後の痛みや通院回数も患者さんによって異なります。
①カウンセリング
「乳輪をどれくらい小さくしたいのか」「どんな手術方法にするのか」などについて医師と話し合います。
カウンセリングの際、乳輪縮小手術におけるリスクについてもしっかり確認しておきましょう。
②手術当日
乳輪縮小手術は、局所麻酔を施し、手術時間も長くて3時間ほどで終わるため、基本的には日帰り手術が可能です。
また、術後に通院しなければならない回数も多くはありません。
③手術の翌日
術後の経過を診てもらうために、クリニックを受診しなければならない場合があります。
手術翌日からシャワーを可能としているクリニックが多いですが、クリニックによっては手術当日からシャワーが可能な場合もあるようです。
ただし、入浴はまだNGで、手術した部分を濡らさないように注意する必要があります。
④手術から~1ヶ月後まで
手術から7日後くらいに抜糸が行われ、抜糸後には入浴が可能になります。
さらに手術から1ヶ月経ったころに、経過観測として通院しなければなりません。
※通院回数には個人差があります
価格
乳輪縮小手術は保険が適用されない自由診療であるため、決して安くはありません…。
また、クリニックによっても価格設定がさまざまです。
たとえば品川美容外科の場合、約249,720円(税抜)となっています。
決して安くない価格ですが、コンプレックスを克服できると思えば高すぎる価格とも言えませんよね。
まずは、気軽に相談に行ってみましょう!
術後でも授乳はできる
乳首に関わる手術って聞くと、授乳に影響するのではないかと心配する女性がきっと多いでしょう。
しかし乳輪縮小手術は、母乳を分泌する乳腺組織を傷つけることなく施術されるため、将来の授乳に影響することはないとされています!
将来の授乳のことを心配して、手術をためらっていた女性も、一度病院へ相談に行ってみましょう。
痛み
局所麻酔が行われているため、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。
術後は、麻酔が切れてから5日程度、傷口がズキズキとするような痛みを感じる場合があります。
その場合は、処方された痛み止めの薬を飲みましょう。
また、施術から回復するまでの期間中に、内出血や腫れといった症状がでることもあります。
切開した皮膚部分を縫い合わせる手術を行っているため、激しい運動を行うなどの傷口が開いてしまうような行為は、絶対にしばらく控えてくださいね。
手術なしで乳輪を小さくする
乳輪の色を薄くする
目の錯覚で、乳輪も色が濃いほど大きく見えてしまうんです。
だから乳輪の色を薄くして、胸と乳輪との境界線をハッキリさせないようにすれば、乳輪の大きさを目立たなくさせられます。
乳輪の色は、生まれつき持っているメラニン色素の量も関係していますが、乳輪の色が濃くなる理由には黒ずみも影響しているでしょう。
乳輪の色を薄くするためには、黒ずみの大きな原因となっているメラニン色素を抑制する作用がある、黒ずみ解消クリームがおすすめです!
本格的に乳輪の色を薄くしたい女性へ
本格的に乳輪の色を薄くしたい女性や、即効性を求める女性には、レーザー治療を行うという方法もあります。
レーザーを使用して、乳輪に沈着しているメラニン色素を除去することで、乳輪の色を薄くする効果に期待できます。
ただし、レーザー治療も1回ですぐ美白効果※がでるわけではなく、数週間の間に何度か治療を行わなければなりません。
※メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ
保湿ケアをする
実は、乳首の乾燥が乳輪を大きくする原因になっているんです!
乾燥により痒みを感じて乳首をかいてしまうと、刺激から乳首を守るようにと脳が指令を出します。
指令により、皮膚がもっと強くなろうとして、乳輪の肥大化や黒ずみに大きな影響を与えてしまいます。
乳首を乾燥から守るためには、しっかりと保湿ケアを行いましょう。
胸の保湿ケアは、胸のハリやバストアップにもつながりますよ♪
自律神経を整える
女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンの2種類があります。
妊娠すると、プロゲステロンの分泌が過剰となり、授乳のためとして一時的に胸は2カップほど大きくなるため、乳輪や乳首も大きくなるんです。
ところが、妊娠をしていなくても、自律神経が乱れるとホルモンバランスが崩れ、妊娠時と似たように乳輪が大きくなる現象が起こる可能性があります。
また、自律神経の乱れは肌のターンオーバー周期も乱すため、乳輪の黒ずみにも影響しかねません!
自律神経は、ストレスや睡眠不足により簡単に乱れるため、ストレスを溜めずに、睡眠もしっかり摂るようにしましょう。
規則正しい生活習慣を送る
乳輪の肥大化に影響する自律神経を乱さないためには、規則正しい生活を送って、ホルモンバランスを整えることが大切です。
栄養バランスの整った食事や、良質な睡眠、適度な運動などを心がけましょう。
とくに良質な睡眠は、肌のターンオーバーを正常に行うために必要であるため、乳輪の黒ずみ予防にもつながります。
自分に合ったサイズのブラを着用する
自分に合ったサイズのブラを着用していないと、胸とブラの間に摩擦が起きたり、胸とブラが擦れてしまったりしてしまいます。
摩擦が起こると、外部刺激から肌を守ろうと防衛機能が働いて、メラニン色素が過剰分泌されてしまうため、乳輪が大きくなる原因につながります。
サイズの合っていないブラは、胸の型崩れにも悪影響を与えてしまうので、自分に合ったサイズのブラを必ず着用するようにしましょう。
もちろん、ノーブラでも服と胸の間に摩擦が起きるため、ブラを着けないという選択肢もダメですよ!
まとめ
乳輪が大きくなる原因には、胸の大きさや遺伝だけでなく、生活習慣の乱れや妊娠、乾燥やかゆみなども関係しているんです!
乳輪の小さくするためには、保湿ケアを行ったり生活習慣を整えたりすることが重要になります。
さらに、乳輪の色を薄くすると乳輪を小さく見せられるので、黒ずみ解消クリームを使って乳輪の色を薄めるのもオススメです。
自分のサイズに合っていないブラは、乳首を黒ずませる原因になるため、ブラのサイズはしっかり選びましょうね。
本格的に乳輪を小さくしたい女性は、美容外科などで受けられる“乳輪縮小手術”という方法もあります。
一度、クリニックに相談してみてください♪