豆乳ダイエットとは
豆乳ダイエットとは、無理な運動や食事量を減らすなどせず、豆乳を飲むだけで痩せられるというダイエット法です。
そんな豆乳ダイエットですが、注目する点は豆乳を飲む時期にありました。
豆乳を飲むベストな時期は生理周期に隠されている?
豆乳ダイエットとは、ただ豆乳を飲みたい時に飲みたいだけ飲んでいれば痩せられるというものではありません。
先ほども紹介しましたが、豆乳を飲む時期がとても大切になってきます。
それが女性特有の生理周期に合わせるというポイント。
では、生理周期の中のどの時期に豆乳を飲むとベストなダイエット効果が得られるのでしょう。
生理の7日前がおすすめ
生理前は、女性ホルモンのバランスの乱れてしまいます。
すると、食欲がいつもより強くなってたくさん食べてしまったり、腸の代謝も悪いため便秘を起こしやすくなってしまったりします。
しかし生理前の7日間に豆乳を飲むと、低下してしまった新陳代謝を高め、体内に溜まった余分な水分や便をどんどん出してくれます。
だから豆乳はダイエット効果や便秘解消効果にも期待されているんです。
ちなみに私は毎日朝食前に飲んでいますよ♪
毎日飲むと効果はないの?
結論から言いますと、毎日飲んでも効果があります!
ただし、生理開始日から排卵日まで(生理開始から約14日後まで)の卵胞期は、女性ホルモンの1種であるエストロゲンの分泌が増える期間です。
豆乳に含まれるイソフラボンは、エストロゲンとよく似た働きをするため、卵胞期にイソフラボンを摂取しすぎると女性ホルモンの分泌が増えすぎ、逆にホルモンバランスが崩れる可能性があるため、注意が必要です。
豆乳を飲むタイミングは食事の30分前
豆乳ダイエットは、生理が始まるまでの7日間に豆乳を飲みましょうと紹介しました。では、1日の中ではどのタイミングで飲めばいいのでしょうか。
正解は、食事の30分前です。
豆乳を飲むと満腹感を感じ、ホルモンバランスの乱れで高くなってしまっている食欲をおさえられます。
さらに豆乳はGI値(炭水化物が分解されて糖に変わるまでの時間を表した数値)が低い食品のため、血糖値の急な上昇を防いでくれます。
だから食前に豆乳を飲むことで緩やかに血糖値を上げ、糖を脂肪に変えにくくしてくれる効果もあります。
ダイエット効果だけでなく高血圧の予防効果もあるので、食前の豆乳はかなりおすすめです!
どのくらい飲むの?豆乳の適量は200ml
健康的に痩せるためには、豆乳ダイエットに適した豆乳の量を知っておかなければなりません。
日本豆乳協会によると、豆乳の1日の適正摂取量は200mlを1〜3本となっていますが、豆乳には摂取上限量はありません。
ですが、ダイエットに良いものだからと、必要以上に飲んでしまうとカロリーの大量摂取につながりダイエットとは逆効果になってしまうかもしれません。
コップ1杯、もしくは豆乳のパック1つ(200ml)にしましょう。
どうして痩せられるの?豆乳ダイエットの効果
ダイエットと聞くと、どうしても食事制限や無理な運動を想像する方が多いと思います。
ですが豆乳ダイエットは、カロリーの低い植物性たんぱく質を摂りながら、カラダの新陳代謝を高めてカロリーを消費し、痩せやすいカラダづくりをしていこうというものです。
しかも、豆乳に含まれている成分の中には脂肪の燃焼を促したり、腸の働きを活発にし、お通じをよくしてくれたりという効果もあるんです。
生理周期によるカラダの変化
生理では、いらなくなった子宮内膜が剥がれ落ち、血液と一緒にカラダの外へ排出されます。
生理中は、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)のどちらも、分泌量がいちばん減少している時期で、カラダの中ではたくさんの変化が起きています。
生理前
エストロゲンの分泌が活発化しピークになると、徐々に分泌量が減っていき、プロゲステロンが多く分泌されます。
そして卵胞から卵子が出て行く「排卵」を迎えるのですが、この排卵を過ぎたあたりから、女性のカラダは妊娠する準備に入ります。
いつ妊娠してもいいように、カラダが自然と栄養をため込むようになっていきます。
そのために栄養だけでなく、水分や塩分までもため込んでしまい、むくみを起こしてしまうのです。
生理後
個人差もありますが、女性ホルモンの分泌が低下しバランスを崩してしまった生理が終わった頃は、腹痛や頭痛、カラダのだるさからも解放されて心までキラキラした気分になれる時期です。
気持ち的にも体力的にもダイエットに向いている時期ではありますが、生理前にため込んでしまった水分や塩分をうまく排出できず、カラダに残ったままになっている人が多いのが現実です。
豆乳を飲むと痩せるメカニズム
前述したとおり、生理前のカラダは妊娠をする準備に入るため栄養をため込もうとします。
この時点でカラダは栄養を蓄え始めているので、それに逆らうことはできません。
ですが、カラダが溜め込もうとする時期に基礎代謝を上げられる豆乳を飲むと、体脂肪の燃焼を促しダイエットに適したカラダづくりをしてくれるんです。
しかも豆乳はデトックス効果も高いので、栄養と一緒にため込んでしまった水分や塩分も排出。
結果、お通じも良くなり便秘が解消され、今までむくんだままだった生理後もすっきりとした状態で迎えられるというわけです。
豆乳の成分や栄養素
それでは豆乳ダイエットの主役、豆乳に含まれる成分や栄養素についてここで紹介していきましょう。
大豆イソフラボン
大豆イソフラボンは大豆の胚芽に含まれている植物性化合物で、女性ホルモンのエストロゲンに似た構造をしています。
女性ホルモンの分泌が過剰な時には抑制してくれたり、逆に足らなくなった場合には補充してくれたりと女性ホルモンのバランスを整える働きに期待のできる成分です。
大豆サポニン
大豆サポニンは血中のコレステロールや中性脂肪を洗い流してくれるほか、便をやわらかくして出やすくしてくれる働きをします。
そして抗酸化作用にもすぐれていて、動脈硬化の症状やカラダの老化を防いでくれる効果がある成分です。
大豆たんぱく質
ダイエットを成功させるためには、たんぱく質を増やし痩せやすいカラダづくりをしなければなりません。
大豆の33%を占めるたんぱく質は動物性のたんぱく質よりも低カロリーなのに、同じだけの基礎代謝を上げてくれる働きをしてくれるので、ダイエットに最適なのです。
オリゴ糖
オリゴ糖は、腸内にあるビフィズス菌や乳酸菌を増やしてくれる働きをし、お通じをよくしてくれます。
その結果、ダイエットや美肌にも高い効果が期待できる成分です。
大豆レシチン
血管の壁に張り付いてしまった悪玉コレステロールを減少し、血中コレステロールを低下させるレシチンは、カラダの中の細胞が不具合を起こさないよう細胞膜をきれいにし、新しい細胞が生まれるための働きをしています。
ビタミンE
血行を促進してくれるビタミンEは美肌効果の基本ともいわれる成分の1つです。
ホルモンの分泌を促し、若々しいカラダづくりを促進してくれます。
無調整の豆乳がおすすめ!ダイエット向きの豆乳の種類
豆乳には大きく3種類があり、その中でもとくにダイエットにおすすめ種類が「無調整豆乳」です。
それではまず豆乳にはどんな種類があるのか、紹介しましょう。
豆乳の種類
区分 | 定義 |
---|---|
豆乳 | 大豆固形分8%(大豆たんぱく質換算3.8%以上) |
調製豆乳 | 大豆固形分6%(大豆たんぱく質換算3.0%以上) |
豆乳飲料 | 果汁入り:大豆固形分2%(大豆たんぱく質換算0.9%以上) その他:大豆固形分4%(大豆たんぱく質換算1.8%以上) |
参照:豆乳類の日本農林規格(農林水産省)
豆乳の種類は大きく分けて「豆乳」、「調製豆乳」、「豆乳飲料」の3つです。
これは日本農林規格(JAS規格)によって分けられていて、大豆固形分(製造された製品から水分を除いた残りの成分)がどのくらい含まれているのかで分けられます。
この3つの区分のうちのどれかというのは、パッケージを見ればきちんと明記されているので簡単に見分けることができます。
無調整豆乳がおすすめ
※引用:キッコーマンホームページ
効果的に豆乳ダイエットをするなら、やはり濃度の高い無調整豆乳がおすすめです。
ですが、無調整のものはクセが強く飲みにくいと感じる人もたくさんいます。
そんな時は塩や砂糖を入れて飲みやすく加工した調整豆乳や、バナナ味やコーヒー味などの飲料豆乳でも効果は得られます。
しかし、調整豆乳や飲料豆乳の中には、飲みやすさを追求してしまったがために糖分が多く入っています。
これではせっかくの高効率のダイエットも無駄になってしまいますので、豆乳を飲む際にはカロリーや糖質、脂質などもしっかりチェックしてからにしましょう。
豆乳ダイエットにデメリットはあるの?
生理周期に合わせて、豆乳を飲むだけで痩せられるという豆乳ダイエットですが、もう1つ気になるのがデメリットについて。
豆乳ダイエットのデメリットとはどんなものがあるのでしょうか。
生理周期が乱れる可能性がある
豆乳は基礎代謝を上げてくれるため、カラダに溜まった余分な水分や便などの老廃物がキレイに排出されダイエットにつながります。
合わせて、女性ホルモンの分泌も促しカラダの中をキレイにしてくれる働きもあることがわかりました。
ですが、まれに豆乳を摂りすぎることで女性ホルモンを過剰に分泌してしまい生理周期が乱れることがあります。
太る
豆乳の飲みすぎが原因で太る可能性があります。
濃いものや甘いものなど、最近ではたくさんの種類の豆乳が出ています。
痩せるために飲みすぎて摂取カロリーが多くなり、太ってしまった!では本末転倒です。
豆乳ダイエットは飲みたいだけ飲んで痩せられるというものではありません。
過剰摂取は避け、適量を守ってキレイに痩せられるようにしたいですね。
飽きのこない豆乳のオススメアレンジレシピ
もともと過熱加工されている豆乳は、再度調理に使う時点で加熱しても効果は変わりません。
長く豆乳ダイエットを続けるためにも飽きのこない豆乳レシピで豆乳を楽しみましょう。
豆乳&黒ごまきな粉
黒ごまきな粉と豆乳の最強コンビ!「豆乳ドリンク」
無調整豆乳に黒ごまきな粉を入れるだけの簡単レシピです。
黒ごまきな粉はスーパーでも売っていますし、なければすりつぶした黒ごまときな粉を入れても、香ばしくおいしいですよ♪
ヨーグルトを入れて酸味を足したり、甘さが足りない人はガムシロップを足したりして、自分好みにアレンジしてください。
豆乳&プリン
私もよくデザートに作っているのが「豆乳プリン」です。
豆乳350mlにゼラチン5gを混ぜ入れ、沸騰しないように温めます。
あとは型に入れて冷やし固めて完成です♪
はちみつを入れて甘さを足してもOKですよ。
まとめ
生理周期に合わせて、生理の7日前から飲む豆乳ダイエットについて紹介しました。
豆乳がもともと持つ成分や栄養素を利用して、基礎代謝を上げ、カラダにいらないものをどんどん排出しダイエットにつなげられる。
しかも豆乳は美肌などの美容効果もあり、若返りの近道になるなんて女性には嬉しいことばかりですよね。
豆乳はどこでも手に入りますので、うまく今の生活に取り入れて、ぜひこの生理周期からスタートしてみて下さい!