乳首が黒ずむメカニズム
メラニン色素が黒くする!
肌は外部から刺激があると、メラサイトという色素細胞がメラニン色素を作り出し、肌を刺激から守ろうとします。
肌が健康的な状態であれば、周期的に肌の細胞は生まれ変わるので、細胞とともにメラニン色素も角質となって剥がれおちます。
しかしこの生まれ変わりが正常にいかないとメラニン色素が排出されず溜まってしまうため、シミや乳首の黒ずみの原因になるんです。
細胞の生まれ変わりのサイクルのことを「ターンオーバー」といい、メラニン色素が溜まって肌が黒ずむことを色素沈着といいます。
ターンオーバーってなに?
肌は表皮と真皮に分けられ、表皮はさらに角質層・顆粒層(かりゅうそう)・有棘層(ゆうきゅうそう)・基底層に分けられます。
表皮のもっとも奥に位置する基底層のすぐ下にはたくさんの毛細血管が通っており、その血管から栄養や酸素が運ばれ、それをもとに基底層では新しい表皮細胞が作られていきます。
基底層で作られた細胞は徐々に基底層→有棘層→顆粒層→角質層へと上に上がっていき、最後には角質となって剥がれ落ちていくんです。
基底層で細胞が作られてから角質となって剥がれ落ちるまでのサイクルをターンオーバーといいます。
つまり、日焼けして黒くなってもしばらくすると元の肌の色に戻ったり、傷が治ったりするのも、このターンオーバーのおかげなんですよ。
ターンオーバーの周期
ターンオーバーは年を重ねるにつれ周期が伸びていきます。
10代・・・20日
20代・・・28日
30代・・・40日
40代・・・45日
50代・・・55日
年を重ねると傷の治りが遅くなったり、シミができやすくなったりするのも、そのためなんですね。
つまり肌の細胞が入れ替わるには約1ヶ月はかかるので、どんなに解消法を試しても3日で効果が出ることはなかなかありません!
乳首が黒ずむ11の原因
1.生まれつき
肌の色が生まれつき違うように、乳首の色も生まれつき個人差があります。
なぜ個人差があるかというと、メラニン色素には暗い色をしている「ユーメラニン」と、明るい色をしている「フェオメラニン」の2種類があるからです。
黒人にはユーメラニンの割合が多く、白人にはフェオメラニンの割合が多くなっています。
一方日本人は、ユーメラニンもフェオメラニンもどちらも同じくらいの比率で持っているといわれています。
つまり乳首の色が生まれつき暗い人はユーメラニンの割合が高く、乳首の色が明るい人はフェオメラニンの割合が高いということです。
2.摩擦
乳首が下着や衣類などによって擦れると、肌が刺激され、メラニン色素が作られ、乳首が黒くなります。
自分のサイズに合っていないブラを着けていると、より乳首とブラが擦れて黒ずみの原因になるため、きちんと自分の胸のサイズ・形に合ったブラを着けることが重要です。
とくに胸が小さい人はブラのカップが浮いてブラがズレやすいので注意してくださいね♪
3.紫外線
「乳首になんて紫外線が直接当たらないので、あまり紫外線と乳首の黒ずみは関係ないのでは?」と思いますよね?
しかし紫外線は衣類を通すをいわれているので、服を着ていても乳首が日焼けする可能性もありますよ。
さらに乳首に紫外線が直接当たらなくても、目から入ってきた紫外線が脳に周囲の紫外線が強いと判断させ、メラニン色素を作ってしまいます。※J!NSメガネのマウス実験より
乳首は肌のなかでも色素が濃く、メラニン色素の影響を受けやすい部分なので、乳首の黒ずみ解消のためには目から入る紫外線を防ぐことも重要です!
日中出かけるときは日傘をさしたり、サングラスをかけるようにして、目から入る紫外線を防ぎましょう。
4.妊娠・出産
妊娠すると20週目あたりから女性ホルモンの分泌量が増加し、体内は出産に向けて準備をし始めます。
女性ホルモンに含まれるプロゲステロンには、メラニン色素を生成を促す働きがあるため、妊娠すると色素沈着がおこりやすくなります。
プロゲステロンは排卵期から生理前にかけても増えるので、乳首の色が黒ずむ可能性がありますが、分泌量が少なくなれば黒ずみも解消されるので安心してくださいね♪
5.授乳
赤ちゃんはお母さんの乳首を吸っておっぱいを飲みます。
すると、その肌刺激から乳首を守るためにメラニン色素が作られ、乳首が黒くなってしまうんです。
授乳期の乳首の黒ずみの原因として、刺激から守るため以外にも赤ちゃんにおっぱいの場所を教えるためという説もあるみたい。
授乳が終わると刺激もなくなるため徐々に乳首の色も元に戻るといわれているので安心してください♪
6.加齢
ターンオーバーの周期が長くなるため黒ずむ
加齢に伴い、肌の新陳代謝も悪くなるためターンオーバーの周期が長くなります。
するとメラニン色素がうまく排出されず、黒ずみの原因になってしまいます。
年をとるとメラニン色素をの生成細胞が減って元に戻る!?
年を重ねると血液の循環がスムーズにいかなくなり、メラニン色素を作る細胞(メラノサイト)の働きが低下します。
するとメラニン色素を生成するメラノサイト自体の数が減っていくんです!
年をとると白髪が増えるのも、メラノサイトが衰えてきたことが原因であるといわれています。
ターンオーバーが正常に行われて入れば、加齢とともに乳首の色も薄くなっていくといわれていますが、ターンオーバーが正常に行われていないとメラニン色素が角質として排出されないため、メラサイトの数が減っても乳首の色が薄くなりません。
7.アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎になると湿疹が繰り返され、色素沈着が起こって黒ずみ原因になります。
そのほか、湿疹ができるとかゆみをともない、かくことが刺激となってメラニン色素が生成されてしまいます。
8.乾燥
肌の表面にある角層は外的刺激から守る働きがありますが、肌が乾燥すると角層の働きが低下してしまうため、刺激から十分に守ることができなくなります。
するとメラニン色素が生成され、黒ずみの原因に・・・。
また、年をとると肌の中の保湿物質が減ってしまうため、乾燥しやすくなります。
9.間違ったセルフケア方法
自己流マッサージ
「黒ずみに効く」と聞いて、バストマッサージをしている女性もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし実は、自己流マッサージを間違った方法でしている方が多いんです!
間違ったマッサージ方法は、脳が刺激を認識し、メラニン色素生成の原因になりますよ。
脱色剤が含まれたクリーム
脱色剤は色の原因を除去するものが多く、刺激性が強すぎてしまします。
その肌刺激によってメラニン色素が生成される原因にもなるので、脱色剤が含まれたクリームを乳首に処方するのはおすすめできません。
10.生活習慣の乱れ
・栄養の偏った食事
・睡眠不足
・運動不足
・ストレス
これらはホルモンバランスを崩す原因になります。
ホルモンバランスが崩れると、メラニン色素の生成を促すプロゲステロンの分泌量が増え、黒ずみの原因になりますよ!
11.喫煙
たばこを吸っている人の唇の色がくすんでいるのを見たことありませんか?
喫煙はホルモンバランスの乱れの原因になるとともに、毛細血管の働きが弱まる原因といわれています。
毛細血管の働きが弱まると血行不良になり、酸素が行き渡らず、乳首などの皮の薄い部分はその血液が目立って見え、くすんで見えてしまいます。
対策方法
ホエーでのコットンパック
ヨーグルトの上澄みの少し黄色がかった液体をホエー、または乳清といいます。
ホエーには保湿効果や肌の新陳代謝を促す効果、くすみ改善効果があると期待されているので、ホエーをコットンなどにしみこませ、乳首にパックすると効果的といわれています。
保湿効果にも期待されているので、黒ずみ解消だけでなく美容にも良いですよね♪
黒ずみ解消クリームをしっかり選ぶ
トラネキサム酸配合クリームがおすすめ
販売されている多くの黒ずみクリームは、厚生労働省が許可した有効成分が配合されています。
たとえばトラネキサム酸はキレイな乳首になる効果に期待されている美白成分です。
黒ずみ解消クリームを選ぶ際は、トラネキサム酸の入っているものを選ぶようにしましょう。
返金保証のあるクリームで試してみる
ま黒ずみ解消クリームは各社からたくさん商品が出ているので、ある商品が自分に合わなくても別の商品に変えたら効果が出た、という場合もあります。
敏感肌の女性はとくに「自分の肌に合うか」は気になる部分かと思うので、返金保証のあるクリームを試してみる方法もおすすめです。
いろいろ試してみても費用がかさばらないのは嬉しいですよね♪
→開封後でも90日間返金OKな黒ずみ解消クリーム![ホスピピュア]
最低1ヶ月は続けて
肌細胞の生まれ変わる周期(ターンオーバー)を考慮して、肌トラブルが出ないのであれば、最低1ヶ月は継続してクリーム使い続けてください。
すぐ変化が出ないからといって諦めては、そこで試合終了ですよ!(笑)
状況の変化を確認しながら、クリームを使い続けるか、変えるかを判断してください。
皮膚科や美容クリニック
何としても乳首の黒ずみが解消しないなら皮膚科や美容クリニックでレーザー治療をするという方法もあります。
ただ乳頭や乳輪はデリケートゾーンなので、皮膚科や美容クリニックとよく相談してください。
黒ずみ解消方法まとめ
・自分に合ったブラを着用する
・ノーブラの時間を短くする
・日中外出するときは日傘やサングラスをするようにする
・規則正しい生活をする
・禁煙する
・乳首を乾燥させない
・クリームを塗る
など
ちょっとしたケアで乳首の色が薄くなるかもしれません!
誰にも言えずずっと乳首の色で悩んできた人はぜひ試してみてください。
まとめ
乳首の黒ずみの11の原因
・生まれつき
・摩擦
・紫外線
・妊娠、出産
・授乳
・加齢
・アトピー性皮膚炎
・間違ったケア
・乾燥
・生活習慣の乱れ
・喫煙
肌の色が白くなるのと同じように、乳首の色も白くすることができます。
ただ乳首の黒ずみケアを開始してからすぐに効果があるわけではないので、最低1ヶ月は続けるようにしてください。
乳首の色をキレイにして、友達や彼氏と堂々と温泉旅行に行きましょう♪