乳首の黒ずみの正体と原因
乳首が黒ずむ原因は溜まったメラニン色素
乳首の色が濃くなったり、黒ずんでしまう原因とは何でしょうか?
まずはその原因を解説します。
脳は刺激を感じると、その刺激から肌を守ろうとするためメラノサイト(色素細胞)に「メラニン色素を作れ!」と命令します。
肌細胞の生まれ変わり(ターンオーバー)が正常であれば、生成されたメラニン色素は、不要になった細胞とともに角質として剥がれ落ちます。
しかしターンオーバーが正常に行われなかった場合、メラニン色素は排出されずに細胞内に溜まってしまい、これが乳首の黒ずみの原因となってしまうんです。
乳首が黒ずむ原因
・生まれつき
・摩擦
・紫外線
・妊娠や出産
・授乳
・加齢
・アトピー性皮膚炎
・乾燥
・間違ったセルフケア
・生活習慣の乱れ
・喫煙
人によって肌の色が違うように、乳首の色が違うのも当たり前のこと。
「どうして私の乳首だけこんなに黒いんだろう・・・」と思いつめる必要はありません。
それでは乳首をピンクにする方法についてお話します。
日本人女性にはピンク色乳首は少ない!?
黒ずみ解消クリームはあくまでも乳首の色を薄くする目的で着くられています。
クリームを塗ったからといって乳首の色が絶対ピンク色になるというわけではありません。
白人の人にピンク色の乳首の人が多いのは、白人のメラニン色素は「フェオメラニン」という明るい色をしたメラニン色素が多いからです。
日本人もフェオメラニンを持っていますが、白人よりその割合が少なく、同時に「ユーメラニン」という暗い色のメラニン色素も持っているため、ピンク色乳首の日本人女性は少なくなってしまいます。
だから日本人女性は、黒ずみ解消クリームを塗ってもピンク色乳首になるのは難しいのが現実・・・。
しかし黒ずみ解消クリームを塗れば乳首の色がピンク色にならなくとも薄くはなると期待されているので、ピンク色に近づきますよ♪
1.黒ずみ解消クリームを使ってみる
黒ずみ解消クリームは大きく分けて“医薬品”と“医薬部外品”の2種類があります。
医薬品
“医薬品”の多くは薬剤師のいる店舗のみで販売されており、「治療」を目的として作られています。
医薬品の方が、肌への影響の大きい成分も含まれているので、中には副作用が表れてしまう人も・・・。
皮膚科医の人とよく相談して使用してください。
医薬部外品
“医薬部外品”の多くはネット通販や薬局、美容クリニックなどで販売しており、「予防」を目的として作られています。
「予防」を目的としていますが、研究・開発の進歩によって効果により期待できるようになり、「黒ずみ改善のために医薬部外品を使っていたら実際に色が薄くなった」という女性も多くいらっしゃいます。
また、医薬品は美容皮膚科※などの医療機関や薬剤師のいる薬局で処方してもらう必要がありますが、医薬部外品はネット通販や薬局、美容クリニックなどでも購入することができるため、比較的手に入れやすいのもメリットです。
※美容皮膚科とは
一般皮膚科と比べ、より美容に特化した診療を施してくれます。
保険適用外の場合も多いので注意してください。
クリームは選び方が大事
黒ずみ解消クリームって、たくさん出ていてどれがいいかわかりませんよね?
とくにデリケートな乳首に使うのですから、慎重に選ばなくてはなりません。
以下のポイントに注目してクリームを選んでみてください。
低刺激なものを選ぶ
乳首や乳輪は他の皮膚と比べて薄く、とってもデリケート。
脱色効果のある成分や着色料が含まれているクリームは肌への刺激が強いので、さらに黒ずむ原因になってしまうこともあり、おすすめしません。
たとえば天然由来成分が含まれたクリームは肌に優しいので、敏感肌や未成年の方でもおすすめです。
また、乳首に塗れると明記してあるものや、乳首の黒ずみ解消をアピールするクリームを選ぶと安心です。
返金保証のあるものを選ぶ
黒ずみ解消クリームの多くは試供品がないので、万が一肌に合わなくても返金保証があれば安心ですよね♪
商品によって返金保証が使える条件が異なるので、公式ホームページの情報や問い合わせをしてよく確認してください。
美白効果に期待できる成分で選ぶ
※美白効果とはメラニン生成の蓄積によるシミ・そばかすを防ぐことです。
黒ずみ解消クリームを選ぶときは、以下の成分に着目してください。
トラネキサム酸
トラネキサム酸はメラニン色素の生成誘導因子を抑制するといわれており、厚生労働省がその効果を認めています。
トラネキサム酸は医薬部外品にも使用することができるため、黒ずみ解消クリームに配合されていることが多いです。
※出典:品川美容外科
ハイドロキン
ハイドロキンはメラニンの生成を防ぐ効果に期待されています。
さらに酸化して色が濃くなったメラニン色素を還元するといわれており、すでにできてしまった黒ずみやシミを薄くする効果にも期待できます。
しかしハイドロキンは肌への刺激が強いため、白斑などの副作用をともなう可能性があります。
医師とご相談の上、ご使用ください。
アルブチン
アルブチンはハイドロキンに近い成分ですが、ハイドロキンと比べて安全性が高いです。
メラニン色素を黒色化させる働きを抑えることから、黒ずみ予防に効果があります。
ビタミンCと合わせて使用することでより効果が得られるといわれてます。
ビタミンC誘導体
もっとも歴史のある美白成分といわれ、安全性も高く、メラニン色素の生成を抑える効果が期待できます。
また新陳代謝を促す作用、還元作用を発揮して色素沈着を抑える作用があり、厚生労働省もその美白効果を認めています。
適量の使用であれば副作用の心配はあまりありませんが、使用量が多すぎると肌がピリピリする可能性もあります。
1ヶ月は使用して様子をみる
肌細胞の生まれ変わりサイクル(ターンオーバー)は約1ヶ月以上かかります。
つまり黒ずみ解消クリームを塗った効果が発揮され、メラニン色素が角質として剥がれ落ちるまで約1ヶ月かかるということ!
最低でも1ヶ月以上は使用してください。
使用の際は必ず用法用量は守ってください。
2.規則正しい生活で体内を改善
ストレスをためない
ストレスを受けると活性酸素が体内で発生し、細胞を傷つけ老化を促進させます。
老化が進むとターンオーバーの周期も長くなり、正常にメラニン色素が排出されず、黒ずみの原因になってしまいます!
またストレスは不眠や肌荒れの原因にもなるので、美容のためにもストレスを溜めないようにしましょう。
栄養バランスの整った食事をとる
栄養不足になると、細胞に運ばれる栄養も不足するためターンオーバーが正常に行われない原因になります。
栄養バランスの良い食事を心がけ、とくにメラニン色素生成を抑える効果が期待できるビタミンCを多く含む食べ物、たとえばパプリカやブロッコリーなどを積極的に食べるようにしましょう。
良質な睡眠をとる
入眠から2時間後、成長ホルモンの分泌量がもっとも多くなるといわれており、細胞の生成にはとても重要です。
良質な睡眠はターンオーバーを正常に行うためにも重要なので、黒ずみの解消につながります。
また睡眠不足は女性ホルモンの分泌量も低下させる恐れがあるので、美容にもよくありません。
睡眠不足によってホルモンバランスが崩れると不眠症になりやすいので、毎日できるだけ同じ時間に寝るようにしましょう。
禁煙する
喫煙はメラニン色素生成を抑える効果が期待できるビタミンCを大量に消費するため、ターンオーバーが正常に行われず、メラニン色素が溜まって黒ずみの原因になります。
たばこは吸っている自分だけでなく、周りの人にも悪影響を及ぼすので禁煙しましょう!
3.無料でできる黒ずみ解消方法
保湿する
肌は乾燥すると角質がもろくなり、刺激を十分に守ることができなくなります。
そのためしっかり保湿してあげることが大切です。
乳首の保湿アイテムとしてリップクリームを乳首に塗っている人も多いようですが、乳首はデリケートゾーンなので乳首の黒ずみケア専用クリームがおすすめです。
ホエーでコットンパックをする
ホエーとはヨーグルトの上澄みの液体のことで、乳清とも呼ばれます。
ホエーはたんぱく質やミネラルなどに栄養素を豊富に含んでおり、食べても塗ってもよし!
ホエーパックの方法は簡単♪
コットンにホエーをたっぷり染みこませ、乳首に貼るだけ!
ホエーを染みこませたコットンで乳首をパックすることで、乳首を乾燥から防ぎ、角質をやわらかくしてくれます。
すると余分な角質を取り除くことができ、角質とともにメラニン色素も排出されるので、黒ずみ解消効果に期待されています。
乳首の黒ずみだけでなく、顔や気になる箇所のスキンケアや美容対策としても使えますよ♪
ブラを見直す
最後にブラのサイズを測ったのはいつですか?
女性のバストは大きさだけでなくバストの形も年齢や生活によって変化しています。
最後にバストサイズを測ったのが3ヶ月以上前の女性はぜひ下着屋さんに行ってバストサイズを測ってもらってください。
自分のバストサイズや形に合ったブラをしていないとブラが乳首と擦れて、黒ずみの原因になります。
また胸をしっかり支えることができないので、垂れ胸や離れ乳の原因にもなってしまいますよ。
正しくブラを着ける
いくら自分に合ったブラをしていても、正しくブラを着けないとカップから脂肪がはみ出たり、ブラがずれたりして、ブラが乳首と擦れる原因になります。
胸が小さい女性はとくにカップが浮きやすく、ブラがずれて乳首とブラが擦りやすいので注意してください。
ノーブラの時間を短くする
「ノーブラの時間が長い=衣類と乳首が擦れる時間も長い」ということ。
ブラは胸に触れる部分がコットンなどの肌に優しい素材でできているものが多いですが、衣類は乳首に触れることを前提として作られていないため、擦れるとブラよりも衣類の方が乳首への刺激が強い場合がほとんどです。
寝るときはナイトブラ、家でゴロゴロするときはノンワイヤーブラなど、ブラを使い分けて胸を刺激から守ってあげましょう。
サングラスで紫外線を防ぐ
直接日光が当たらない乳首も実は日やけの影響を受けるんです!
紫外線が目から入ってくることで脳が「このあたりは紫外線が強い」と判断し、メラニン色素を作るように指示します。
すると直接紫外線に触れているわけでもない乳首でもメラニン色素が作られ、黒ずみの原因になってしまいます。
目から入ってくる紫外線を防ぐためにも、日中はサングラスや帽子を身につけるようにしましょう♪
4.乳首の毛は脱毛サロン(クリニック)で処方してもらう
カミソリで乳首の毛を剃ったり、毛抜きで毛を抜いたりしている女性も多いのではないでしょうか?
乳首の毛を剃ったり抜いたりすると、脳が刺激と認識し、メラニン色素を作るように命令し、黒ずみの原因になります。
乳首はとてもデリケートな部分なので、自分でケアするのではなく脱毛の専門家に任せましょう♪
ただ乳首は色味が濃いので光脱毛はできません。
5.どうしても治らないならレーザー治療も・・・
生活習慣を改善し、黒ずみ解消クリームを試したけれど、どうしても乳首の色が薄くならず、悩みが解決できない人にはレーザー治療という方法もあります。
皮膚科や美容外科で行うことができますが、2~4週間のペースで、10回程度の通院が必要です。
また、1回の治療費は2~3万とかなり高額・・・。
保険外治療となるのでよく考えてから実施してください。
まとめ
乳首をピンスにする方法についてお話ししました。
大切なのはきちんとした黒ずみ解消クリームを選ぶこと、また規則正しい生活をすることです。
いくら黒ずみケアをしても不健康であればなかなか解消されません。
また「私だけ乳首の色が黒い・・・」とネガティブにならないでくださいね。
ストレスはピンク色乳首の敵、美容の敵です。
いきなり生活習慣を変えるのは難しいかもしれませんが、まずは1ヶ月、乳首の黒ずみ解消クリームを塗り続けながら、規則正しい生活を送ってみてください♪