ちくびがかゆい7つの原因
1:女性ホルモンの乱れ
女性ホルモンはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2つのホルモンでできています。
生理日~排卵日はエストロゲンが多く分泌され、排卵日~生理日(いわゆる“生理前”です)はプロゲステロンが多く分泌されます。
エストロゲンのはたらき
・コラーゲンを生成
・自律神経や感情の動きを整える
・子宮内膜を厚くする
生理が終わると、化粧ノリがよくなったり、気分がルンルンしたりする経験、ありませんか?
あれはエストロゲンのおかげなんですね♪
プロゲステロンのはたらき
・皮脂分泌を盛んにする
・乳腺を発達させる
・基礎体温を上げる
だから、生理前になるとニキビができたり、胸が張ったり、熱っぽいだるさを感じたりするんです。
乳首のかゆみは、女性ホルモンが乱れることによっておこるカラダの変化が原因!
つまり、女性ホルモンが乱れる更年期にもちくびのかゆみが生じることもあるみたいですよ。
2:月経前症候群(PMS)
生理前になると下着やインナーが乳首に触れるだけで痛みやかゆみを感じたり、敏感になったりしませんか?
乳首のかゆみは月経前症候群(PMS)の1つなんです!
生理前の腹痛・腰痛・頭痛などのカラダの不調や、イライラする・落ち込むなどのココロの不調も、実は月経前症候群(PMS)なんですよ♪
3:妊娠
妊娠初期症状として乳首のかゆみが表れる女性もいらっしゃいます。
妊娠すると女性ホルモンが乱れるので、乳首がかゆくなってしまうんです。
生理予定日が過ぎても乳首のかゆみがおさまらない場合は、妊娠している可能性もあります。
産婦人科で診ていただきましょう♪
4:乾燥
生理前になるとエストロゲンの分泌が減少するので、コラーゲンの生成も少なくなります。
すると肌が乾燥してしまう可能性が!!!
乳首ももちろん乾燥するので、かゆみをともなってしまします。
保湿などの乾燥対策も忘れずに。
5:摩擦・こすれ
乳首の皮膚は薄いため、下着が乳首とすれてかゆみが生じてしまったのかも。
外的刺激が肌を刺激することによって腫れたり、ぶつぶつができたりする接触性皮膚炎を引き起こす可能性もあります。
サイズの合わない下着の着用は控えましょう。
6:皮脂・汚れ
お風呂でカラダを洗うとき、乳首も洗っていますか?
乳首の周りのぶつぶつはモントゴメリー腺といわれる皮脂腺なんです。
生理前になるとプロゲステロンの分泌量が多くなり、皮脂分泌が促されます。
すると乳首にも皮脂が!!
乳首が皮脂などで汚れるとかゆみをともなうことがあります。
また、母乳によってちくびが汚れることも。
ママさんはとくに注意しましょう!
乳首をごしごし洗うのは逆効果なので、優しく洗ってあげましょう♪
7:傷
治りかけの傷がかゆいですよね?
着替えの際に乳首を引っかいたり、おっぱいをあげている際に赤ちゃんにかまれたりして、乳首に傷がついてしまうことがあります。
乳首の傷を治そうと脳がはたらきかけることによって、かゆみが生じてしまうのかもしれませんね。
傷から菌が入って炎症をおこす前に、皮膚科で治療してもらいましょう♪
その他の7つの原因
1:乳がん
乳がんの症状として、かゆみが生じることがあるようです。
毎日乳首をセルフチェックすることで、がんの早期発見につながるかもしれません。
心配な方は病院で診てもらってください。
2:乳腺炎
乳腺炎とは乳腺が炎症を起こす病気です。
乳腺炎の症状
・乳房が痛くなる
・熱が出る
・乳頭に白い斑(白斑)ができる
・乳房の一部にしこりができる
etc...
3:高プロワクチン血症
高プロワクチン血症とは、プロワクチンというホルモンの濃度が高くなることが原因でおこる病気です。
高プロワクチン血症の症状
・妊娠していないのに母乳が出る
・生理不順や無月経になる
etc...
4:乳房パジェット病
乳頭や乳輪が赤くただれたり、湿疹がでたりする病気です。
5:アトピー性皮膚炎
乳首がかゆいのはアトピー性皮膚炎などのアレルギーが原因かもしれません。
皮膚科できちんと診て、治療してもらいましょう。
6:乳輪湿疹
乳輪がかゆくなり、湿疹ができている場合は乳輪湿疹の可能性があります。
両方の乳輪に湿疹ができる場合と、左右どちらかの乳輪にできる場合があるようです。
7:かゆみとともに分泌物が出る場合
かゆみだけでなく乳首から分泌物が出る場合、なにかの病気のサインかもしれません。
かきすぎて血が出たり、黄色い液体が出ることはあるようですが、その傷口から菌が入って炎症をひきおこすことも!!
すぐ病院で診てもらいましょう。
ちくびがかゆい5つの対処法
1:保湿
乳首のかゆみは乾燥によって生じることがあります。
乾燥しないように乳首もしっかり保湿してあげましょう♪
乳首はデリケートゾーンですので、低刺激の保湿クリームを使うようにしてください!
オロナインやリップクリームには保湿成分が不十分であったり、刺激が強すぎることがあるので、乳首には使用しないようにしましょう。
顔用の乳液や化粧水、化粧品も乳首には刺激が強すぎることがあるので注意してください。
デリケートゾーン用のクリームがオススメです。
2:ストレスをためない
ストレスがたまると自律神経が乱れ、自律神経が乱れるとホルモンバランスも乱れてしまいます。
すると乳首がかゆくなることも…!
無理なダイエットや栄養の偏った食事は自律神経も乱れの原因になりますよ!
3:清潔に
乳首も汗や皮脂、母乳などによって意外と汚れるんです。
汚れがたまるとかゆみや湿疹の原因にもなるので、乳首も清潔にしておきましょう♪
しかし、ごしごしと乳首を洗うと傷つく恐れがあるので、優しく洗ってあげてくださいね。
4:使用中のせっけんやクリームを見直す
今あなたが使っているシャンプーやボディーソープなどのせっけん類や保湿クリームは、あなたに合っていますか?
自分に合っていないせっけんやクリームを使うことで、肌に刺激を与えて、かゆみをともなう場合があります!
とくに肌が弱い方やアトピーの方はお気をつけくださいませ。
5:下着を買い換える
自分のサイズに合っていないブラジャーを着用していると、下着が乳首とこすれてかゆみの原因になることがあります。
また、下着に使われている素材が自分に合わないことも!
下着は直接肌に触れるので、コットンなどの吸収性の良い素材や、通気性の良い素材の下着を選ぶようにしましょう♪
スポーツをする人はとくに汗をかくので、スポーツブラなどの通気性に優れた下着がオススメです。
まとめ
乳首のかゆみの主な原因は女性ホルモンの乱れや乾燥です!
低刺激な保湿クリームを塗って、優しくケアしてあげましょう♪
かゆみが生じるのはカラダが発するなにかのサイン!
そのままの状態で放置せず、病院で診てもらうことをオススメします。