女性ホルモンとバストアップの関係
女性の胸は、9割の脂肪と1割の乳腺組織から構成されています。
バストアップに重要なのは、脂肪を増やすことではなくて、残りの1割の乳腺組織を発達させること!
女性ホルモンの分泌量が増えると乳腺が発達し、発達した分乳腺の割合も高くなるため、それに伴い胸の脂肪も増えてバストアップにつながるんです!
つまり「女性ホルモンの分泌量が増える→乳腺が発達する→胸に脂肪が増える→バストアップする」ということなので、バストアップには乳腺の発達が欠かせません。
女性ホルモンの働き
女性ホルモンは「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2種類があります。
エストロゲンが乳腺を発達させる
エストロゲンには“乳腺を増やす働き”があります。
胸を大きく成長させるだけでなく、ふっくらと柔らかく丸みを帯びた女性らしいカラダに近づいていくのも、エストロゲンのおかげです。
【エストロゲンが美容をもたらす】
エストロゲンのバストアップ以外の美容効果
・キメ細やか肌に整う
・更年期障害の改善
・生活習慣の改善
・骨密度を高くする
エストロゲンは通称“美のホルモン”とも言われており、バストアップ以外にも女性にとって嬉しい美容効果がたくさん期待できるんですよ♪
プロゲステロンが乳腺を形成する
プロゲステロンには、“乳腺を形成させる働き”があります。
エストロゲンが乳腺を発達させるのに対し、プロゲステロンは乳腺を増殖させるため、胸にハリや弾力をもたらす効果が期待できるといった感じです。
生理前に、胸が大きくなったり胸が張ったりする症状にも、プロゲステロンが関係しています。
【プロゲステロンが乳腺を形成する】
プロゲステロンのバストアップ以外働き
・妊娠を継続する役割
・基礎体温を上昇させる
・冷え性の改善
プロゲステロンは通称“母のホルモン”とも言われており、バストアップに以外にも妊娠に欠かせないホルモンです。
バストアップには2種類の女性ホルモンが欠かせない
バストアップには“エストロゲン”が重要だと思われがちですが、ハリや弾力のある上向きの胸を目指すなら“プロゲステロン”も欠かせません!
バストアップ効果を期待するには、乳腺を増やす“プロゲステロン”と乳腺を発達させる“エストロゲン”のどちらも大切です。
女性ホルモンの分泌サイクル
2種類の女性ホルモンの分泌量は、生理周期に合わせて変動します。
エストロゲン:月経が終わってから排卵までの“卵胞期”に分泌量が盛んになる。
プロゲステロン:排卵後から次の月経前までの“黄体期”に分泌量が盛んになる。
ちなみにプロゲステロンは妊娠を継続させる働きも持つため、妊娠中にも分泌量が盛んになります。
エストロゲンとプロゲステロンが交互に分泌量を増やしていることで、生理周期が成り立っています。
女性ホルモンを発達させる5つの方法
1.ピル
ピルと聞くと、避妊薬の印象が強いかもしれません。
ところが、ピルにはエストロゲンとプロゲステロンの2種類の女性ホルモンが含まれているため、女性ホルモンを整える役割があります。
だからバストアップ効果にも期待できるというわけです。
女性ホルモンが主成分のピルを摂取することで、バストアップだけでなく、月経前症候群(PMS)の生理痛の症状を抑えられます。
ただし、ピルには副作用の恐れがあり、吐き気や頭痛などの症状などに見舞われることがあるので、ピルの使用には注意が必要です。
2.サプリ
プエラリアなどが含まれたバストアップサプリが今人気ですよね。
実際、サプリを使用してバストが大きくなった女性もたくさんいらっしゃいます。
しかし、サプリメントなどで無理に女性ホルモンを増やそうとするとホルモンバランスが崩れてしまい、バストアップの妨げになるので可能性があるので用法用量には気をつけましょう。
3.食べ物
食材の中には、女性ホルモンの促進効果が期待できる栄養素を豊富に含んでいるものが多くあります。
また、女性ホルモンである“エストロゲン”は、体内で生成されるだけでなく、食べ物からも摂取が可能です。
大豆製品
大豆製品には、体内でエストロゲンと似た働きをする“大豆イソフラボン”という栄養素が豊富に含まれています。
つまり、大豆製品にはエストロゲンのように女性ホルモンの分泌を促進する効果が期待できるんです。
加齢により卵巣機能が低下してエストロゲンの分泌量が急激に減るため、食事からエストロゲンを摂取することも大切になってきます。
キャベツ
キャベツには、エストロゲンの分泌を促す“ボロン(ホウ素)”という栄養素が豊富に含まれています。
また、人間のカラダの組織を構成したり調子を整えたりする働きがあるミネラルもキャベツには豊富です。
唐揚げ
唐揚げにはタンパク質が豊富に含まれており、タンパク質には細胞を作る働きがあります。
女性ホルモンを分泌する卵巣も細胞によってできているため、エストロゲンの分泌量を増やすにはタンパク質が欠かせません!
また、胸は大胸筋という筋肉で支えられていて、筋肉を作る元になるのがタンパク質です。
タンパク質不足になると大胸筋が衰えて胸を支えられず、垂れ乳になる恐れがあるので、バストアップにはタンパク質の摂取も大切になります。
4.注射
女性ホルモンの注射は、バストアップ目的ではなく、不妊治療や更年期障害の症状がひどい人などのために、使うのが主流です。
女性ホルモン注射は医療行為なので、不妊や更年期障害に悩む女性は病院に相談してみましょう。
やはり不自然に女性ホルモンを調整するため、むくみやだるさ、生理周期の乱れなど、副作用を引き起こす恐れはあります。
ちなみに、「バストアップしたい」という理由だけでは、なかなか女性ホルモンを注射をしてもらえないそうです。
5.アロマ
ストレスは簡単に女性ホルモンを崩すため、女性ホルモンにとってストレスは天敵!
ストレスを溜めない方法として、リラックス効果のある“アロマ”がおすすめです。
また、アロマテラピーに使用されるエッセンシャルオイルの中には、女性ホルモンの分泌促進効果が期待できるものがあります。
たとえば、クラリセージやイランイラン、ローズオットーなどです♪
アロマにはバストアップだけでなく、多くの女性が悩む生理痛や更年期障害などを緩和する効果にも期待できます。
バストアップには、ホルモンバランスが大切
女性ホルモンを増やしすると、バストアップに逆効果
女性ホルモンは、女性の身体の機能や精神状態をコントロールしています。
エストロゲンとプロゲステロンが正しいタイミングでバランスよく適量分泌されてこそ、女性の身体は正常に機能するんです。
だから、女性ホルモンのバランスが崩れると、身体の様々な部分に不調を引き起こす恐れがあります。
ホルモンバランスが崩れて起こる不調【5選】
1.生理不順
規則正しい周期で生理が来ない“生理不順”に悩まされる女性は多いのではないでしょうか。
生理初日から次の生理前日までの日数が25~38日であれば正常とされています。
ところが、ホルモンバランスが崩れると生理周期が短くなったり(24日以内)、長くなったり(39日以上)する場合があるんです。
また、生理が始まって3~7日以内で終われば正常範囲です。
しかしホルモンバランスが崩れていると、生理が8日以上続いたり2日以内で終わってしまったりする場合があります。
2.自律神経が乱れる
女性ホルモンと自律神経は互いに影響し合っているため、女性ホルモンのバランスが崩れると、自律神経まで乱れる恐れがあるんです。
自律神経が乱れると、食欲不振になったり便秘になったりなどの症状に見舞われます。
3.更年期障害
更年期障害の原因には、加齢による卵巣機能の低下でエストロゲンの分泌量が急激に減ることが関係しています。
エストロゲンが急激に減り、ホルモンバランスが乱れることで、動悸やのぼせ、イライラなどの様々な身体と心の症状に大きく悩まされてしまうんです。
植物性エストロゲンと呼ばれる食材がたくさんあり、エストロゲンは食材からも摂取することが可能とされています。
4.肌荒れ
ホルモンバランスの乱れにより女性ホルモンの分泌が減少し、男性ホルモンが過剰分泌されてしまうと、肌荒れやニキビの原因になってしまいます。
女性ホルモンは、皮脂の分泌を抑えたり、肌の水分量を保持してくれたり肌のバリア機能を維持してくれる作用があるため、美肌作りには欠かせません!
ところが、男性ホルモンには、肌のバリア機能を低下させたり皮脂分泌を活発にさせたりする作用があるため、肌荒れしやすい肌質になってしまうんです。
女性ホルモンを過剰分泌すれば美肌効果を高めるわけではなく、皮脂分泌を抑え過ぎてしまい乾燥肌になってしまう恐れもあるので気をつけましょう。
5.病気
女性器官に働きかけるエストロゲンが過剰分泌し、正常なホルモンバランスが維持できなくなってしまうと、婦人病のリスクが高まるといわれています。
婦人病とは、たとえば、「乳ガン・子宮内膜症・子宮筋腫」などといった病気です。
我慢できないほど生理痛がひどい場合は、病気が影響している可能性もあるので、一度医師にみてもらうことをおすすめします。
より効果的にバストアップする5つの方法
1.バランスの良い食事をする
食材にはカラダに必要な栄養素がたくさん含まれているため、乱れた食生活を送っていると女性ホルモンが崩れる恐れがあります。
そのため、食事制限などの激しいダイエットもバストアップにおいてNGです!
食事が偏ると栄養不足になってしまい、卵巣の働きが低下してエストロゲンの分泌量が低下してしまう恐れがあるため気をつけてくださいね。
また、バストアップ効果が期待できる栄養素を豊富に含む食材が多く含む食材を取り入れながら、バランスの良い食事を心がけましょう。
過剰摂取すると副作用を引き起こす恐れがあるので、摂取量には気をつけてくださいね。
2.コーヒーを控える
「1日にコーヒーを3杯以上飲むと、胸が小さくなる」という研究結果がスウェーデンの大学より発表されています。
コーヒーにはカフェインが多く含まれていますが、このカフェインがバストアップを妨げる原因なんです。
カフェインには血管収縮作用や覚醒作用があるため、女性ホルモンの分泌量に変化が生じる恐れや、自律神経を乱す恐れがあります。
また、カフェインがもつ利尿作用によって、バストアップに必要なビタミンやミネラルが尿と共に排出されてしまうのもバストアップを妨げる原因です。
3.規則正しい生活
良質な睡眠をとる
寝不足によりエストロゲンの分泌量が減ってしまうと、バストアップ効果の妨げになってしまう可能性があります。
また、女性ホルモンの分泌量は睡眠中に最も活発になると言われているため、十分な睡眠を摂ることが大切です。
バストアップには良質な睡眠であることも大切なので、就寝時間と起床時間はなるべく一定に保つように心がけましょう!
ストレスもホルモンバランスが乱れる原因になり、ストレスが溜まると睡眠不足にもつながるので、ストレスも禁物ですよ。
禁煙する
タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素などの物質は、エストロゲンに悪影響を及ぼします。
ニコチンには血管収縮作用があり、血流を悪くして体温を下げてしまうため、女性ホルモンの分泌を妨げてしまうんです。
また、一酸化酸素を吸い込むことで一種の酸欠状態になってしまい、細胞に酸素が届かずにバストアップの妨げになってしまいます。
運動する
運動をすると、基礎代謝が上がりますよね。
基礎代謝が上がると、血流が良くなって老廃物が排出されやすくなるだけでなく、胸の成長に必要な栄養素が胸の隅々まで届きやすくなります。
また、運動によって体温をあげることで、女性のホルモンバランスを崩す原因の1つになる冷え性の改善にも期待できますよ。
適度な運動を取り入れてみましょう♪
マッサージ
マッサージをすることで血行促進ができ、バストアップ効果につながります。
バストアップクリームを使って胸をマッサージすると、より効果的にバストアップに期待できるのでオススメです。
4.ナイトブラ
胸には絶えず重力がかかっているため、寝ている間も胸をきちんと支える必要があります。
寝ている間に胸を支えていないと、胸の脂肪が脇や背中へ流れ出たり、胸が型崩れしたりする恐れがあるんです。
そこで、寝ている間もバストアップケアをするために、夜専用につくられたブラジャー“ナイトブラ”をオススメします!
ナイトブラには、寝ている間に脇や背中の脂肪を胸へと寄せ集め、胸本来の正しい位置でキープしてくれる効果が期待できるんです!
ナイトブラはラクな付け心地が特徴なので、苦しい付け心地が苦手な女性でも安心して着けられるでしょう。
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まとめ
女性ホルモンが増えることで、乳腺が発達し、乳腺を守るために自然と脂肪も蓄えられるため、バストアップ効果が期待できます!
しかし、女性ホルモンをただただ増やせば良いのではなく、2種類の女性ホルモンがバランスよく分泌されていることが大切です。
ホルモンバランスを崩すと、生理不順や肌荒れなどカラダに不調を引き起こす恐れがあるので気をつけましょう。
女性ホルモンの分泌を促進するには、規則正しい生活やバランスの良い食事が大切ですよ!
また、寝るときは忘れずにナイトブラを着用しましょう。